第28章 魔王
この烏野の得点より、今度は青城が追いつめられる
及川「落ち着いていこう。取り返す!」
青城「「「おすッ!!」」」
が、青城のスパイクで同点に追いついてしまう
及川「(君らの思い通りには攻撃させない。勝つのは俺たちだ。もっと高い舞台に行く)」
及川「今度こそ、白鳥沢をへこましてやる!」
及川は決意をしたあの日を思い出す
そして、烏野に向けて サーブを打つ
しかし、そのサーブを西谷が見切ってレシーブをしない、しかも、あの及川がサーブをはずしまた烏野のマッチポイント、が直ぐに岩泉がスパイクを決め、また同点
岩泉「これでちゃらな。こっちだって同じ一点だ」
金田一&渡「「岩泉さんかっけぇ!」」
及川「岩ちゃんに負けた気分…」
岩泉「お前は今までのいつ、俺に勝ったんだ?」
ここから点の取り合いが始まる。試合は続き―
客席「うわぁ…30点超えたぁ!」
客席「やべーぞ青城!!」
烏野31点、青城31点 再びデュースに持ち込めば観客はざわざわし出して
岩泉「及川!試合中に牛若の顔をちらついてんならぶっ飛ばすからな!」
またもや及川のサーブ、がしかし及川の顔は少しだけ曇っていた
岩泉「目の前の相手さえ見えてない奴が、その先にいる相手を倒せるもんかよ」
岩泉の言葉にはっとした顔をする及川、そして及川は笑う
及川「そうだね」
岩泉のその一言でで及川の雰囲気が変わった。
及川はサーブを打てば烏野はレシーブをなんとか上げ、青城に戻ってしまう
「(さっきミスったばっかって場面で、おそらく今日見た最高のサーブ!)」
「くそっ…すいません!!」
澤村「あんなの上がるだけでありがたいっての!」
日向「(落ち着け、落ち着け。おとりに飛びつかない様に…)」
「(速攻くるかな…。この場面はやっぱりエースか)」
日向と私は思うが、逆サイドにボールがいく
影山「(また…国見!)」
少し驚いたように影山は思う
及川「(味方の100%を引き出してこそ、セッター!どんな選手だろうとも!)」
及川は国見にトスを上げ、国見は、フェイントを放つ
烏野「「「(フェイント!)」」」
意表を突かれ、反応が遅れてしまい青城に点が入る