第25章 強敵
宿泊研修も終わり、特に大きな行事もなくなった1年生は普段通りに過ごしていたがバレー部だけは違った
「いやー、本当に大変でしたよ〜、月島が」
菅原「そっか、そんな事あったんだな〜、それで体調はもう大丈夫なのか?」
部活に向かう途中、菅原とばったり会った私は宿泊研修で起きたことを話していた
「体調はバッチリです!月島が助けてくれたので……」
菅原「アイツがねぇ〜……」
——————第2体育館—————
鵜飼「ブロックフォロー、ちゃんと入れ!見てんじゃねぇぞ!」
日向「すみません…」
鵜飼「これが最後の一球。って思って くらいつけ!」
しかし、日向がボールをとれず。
鵜飼「そうじゃなきゃ、今おろそかにした一球が!試合に泣く一球になるぞ!」
「次!お願いします!!」
〜練習後〜
西谷「ほんとだ!すげぇ!写真でけえ!」
田中「な?だろ?!」
旭「「なになに、うわぁ!!」
練習後、ステージ前で西谷たちが何かの雑誌を見ながら盛り上がっていて
影山「なんすか?どうしたんですか?」
田中「今年の高校生で、特に注目ってなってる三人の中に、白鳥沢のうしわかが入ってるんだよ」
「げっ!!(わかとしくんじゃん!!)」
西谷「んー?どうした?小鷲」
「あっ、いえ!なんでもないです……」
日向「白鳥沢って影山が落ちたところ?」
影山「うるせぇ!」
(え、飛雄受けたんだ…わかとしくんいるところ…)
日向「で、うしわかって?」
田中「何だ知らねぇのか?」
菅原「日向は小さいな巨人ばっかだもんなぁ」
田中「うしわかっつうのは、県内で間違いなく今、ナンバーワンエースの牛島若利(うしじまわかとし)だ」
田中たちが県内の強い高校について話し合っていると、後ろから鵜飼コーチが話を割って入ってきた