第24章 宿泊研修
あかり「で、好きなわけ?あの子のこと」
月島「別に……」
あかり「ふーん……じゃあ〜この事も月島には関係ないかぁ〜、飯田があの子のこと好きで、今告白最中ってことも、どうでもいいよね?」
月島(は?飯田が大鷲を?………)
月島「………僕には関係ないから……じゃっ……用が済んだんなら僕は戻るよ」
あかり(………ほら、やっぱり好きなんじゃん……気付いてないだろうけど、今辛そうな顔してたよ……)
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クソ…なんで今あの言葉を思い出すんだ
「ンッ………」
月島「!!大鷲??……」
月島が来て数十分後、大鷲の意識が戻ってきた
「あれ…私……つき……しま?」
少しづつ目を開いていけば、目の前には心配そうな月島が私を抱き上げていた
月島「………頭打って気を失ってたみたい……大丈夫……?」
「うん……ちょっと頭ズキズキする……けど」
月島「……………」
「どう……したの?月島……」
「……ごめんね?私がたくさん迷惑かけたから……」
少し泣きそうになっている月島を見た私は、頬に手を当ていつもごめんねと謝る
————————好きなんでしょ?
僕の頭の中に高橋の言った言葉が鳴り響く
そうか————————
「月島……いつもありがとうね……」
大鷲は少し弱々しい声でそういえば、月島の胸元に顔を埋めてまた目を閉じる
———————僕は、君のことが
月島「………好きだ………」
きっと、僕の声は届いてないだろう
また、目をつぶって意識が飛んでしまったであろうに独り言かのように僕はそう言い
ギュッと抱きしめた