第22章 決闘
音駒の見送りを終え帰路に就く烏野メンバーたち。すると、歩きつつ影山がボソリと言った。
影山「今日のが公式戦だったら、1試合目負けたあの瞬間に終わるんだ。全部」
日向「…知ってる」
「そうだ…………」
中学最後の試合を思い出す3人。コートに残るのは勝者だけ。負けてコートを去る悔しさは嫌というほど知っている。
鵜飼「そーだ。分かってんじゃねーか。そんで、その公式戦…インターハイ予選はすぐ目の前だ。サッサと戻るぞ。今日の練習試合の反省と分析と、そんで練習だ!」
部員「あスッ!!!」
選手それぞれが心に気合を入れる。今のメンバーで挑む公式戦はもうすぐ。
烏野バレー部の本当の闘いはこれから始まる