第10章 振りむいてよサファイア【O×S】
あぁ~♡…こいつぅぅ…(≧∇≦*)♡
こんな端っこにチンマリ隠れてるなんて
なんて奥ゆかしいやつなんだ(//∇//)
今回の必須アイテム、大野さん愛用の孫の手♡
研究室の大野さんの机の横に掛かってるのを
こっそり持ってきたんだ♪だってすごい頻度で
使ってるんだもん!絶対に必要になると思って…
……(。ー`ωー)
イケナイ助手、発動。
この孫の手は
敢えて封印しとこう…
大野さんがホントに痒そうにしてたら
俺が、直に…Tシャツの下に…て、手を…っ…
リリリリリリリリっっ!!
突然(⊙ω⊙)
目の前の目覚まし時計が
爆音で鳴り出した。
「わぁぁぁっ!」
大慌てで掴もうとしたら
うっかり手で弾いてしまい
鳴り響く目覚まし時計が
ベッドの上を転がり回る。
「ちょ、ちょっとっ…もうっ…」
ようやく捕まえてボタンを押す。
はぁ…はぁ…っ…
な、なんで鳴った(*゚◇゚)っ?
アラームセットの時間は
…2時?…って…
あ、週末に俺が設定した時間。
お昼ご飯食べたら眠くなっちゃって
でもやらなきゃいけない事があったから
1時間だけ寝ようと思ってかけたんだ…
きっとスーツケースの中で
ボタンが押されちゃってたんだな。
あぁ、もう…ビックリした……
まだドキドキしてる胸と
家でアラーム用に使ってる目覚まし時計を
ギュッと抱きしめていたら。
……あ。
今の音で大野さん…起きちゃったかな?
けっこうドタバタしたよな~(^ー^;)?
昼寝するって言ってたけど…
ホントに寝てるのかな~…?
ちょ、ちょっと…
見に行ってみても…いいかな(〃ノωノ)…
ベッドの上に広げ回した
大野さんグッズをじっと見つめて。
これらを持っていけば
部屋をノックする理由には…なるよね?
俺は…少し考えて。
プラスチックトレーと布トレーと
腰を支える万能クッション
それに…
大罪人の目覚まし時計を抱えて
ベッドから立ち上がった。