第7章 悶々ガーネット【N×S】
【ニノ】
翔ちゃんの素直な反応は、
俺の欲情を煽るのに、
十分すぎるエッセンスとなる。
自分で太腿、抱えちゃってさ~d(^-^)
脚の間から強請るような上目遣いで俺を見る…
そんな彼を見て、改めて知る俺の中の『雄』…
3本の指で十分に入り口を広げてから、
俺はその場所を探る。
男の中にあるっていう、
得も言われぬ快楽のスイッチ…
ネットを駆使して下調べをしてあるとはいえ、
実際に探すのは初めてな訳で…
えっとぉ~…ここ、かな?
それとも…こっち、とか?
「も少し…指、抜いて…手前の…」
「えっ?…あ、う、うん…こう~?」
言われた通りの場所を探ると、
その瞬間、翔ちゃんの腰が軽く浮いた。
「…ぁ…」
「ここ…なの…?」
「……ん…」
指先は、他とは少し違う、米粒くらいの場所に触れた。
そっと指の腹で擦ると、
翔ちゃんは切なげな吐息を漏らした。
「…ねえ、気持ち、イイの?」
「……ん…イイ、かも…」
「どんな…感じ?」
「えっ?…う~んと…何て言うか~
今まで、味わったことのない感覚…
腰のあたりが、じんわりと熱くなるっていうのか…」
やっぱりだ!
この人、ソッチの才能ありだ。
最初っからその感覚って、
なかなか得られないらし…
↑初心者故のネット情報…
「ヤバい…ニノ、俺…ヨクなっちゃいそう///」
「なって~、見たい、翔ちゃんの乱れるとこ」
「でも…」
「…でも…?」
翔ちゃんは恥ずかしそうに顔を横に向けて、
「……どんな、なってもさ…引くなよ〜?」
ドッッカァァァ――――ッン(σ≧▽≦)σ
この人ってば//////
計算か!?
計算だよな!?
そうじゃないとしたら…
櫻井翔という人は、
男を喜ばすために、神が使わされたとしか…
「ひ、引く訳、ないじゃん…」
上擦りながらもなんとか平常心を維持し、
そのピンクに染まった頬を、するりと撫でた。