• テキストサイズ

Jewelry♢ボックス【気象系BL】

第5章 復活アメジスト【S×M】


【櫻井】

結局、綿密なシュミレーションも
何の役にも立たず、
俺の誕生日の夜のことは、3人の知るところとなった。

まあね…
恥ずかしくない訳じゃないけどね?

だって、1つや2つじゃないんだよ?

潤の身体中に俺が残したマーキングの痕、
すっかり見られちゃったし…

あ、まあ、見られたのは上半身だけで、
下半身に関してはセーフだったんだけどね♪
↑…喜んでる場合ではない…
↑つ~か、下半身にもつけてたのかよ!?


「これからは、潤と一緒に歩いてく。
でも、嵐としては今まで通り5人で仲間だから…

これからもよろしくお願いします」

そう言って、潤と二人で頭を下げた。


大野さんも、ニノも相葉くんも、
俺たちのことを自分の事のように喜んでくれた。



「ねえ~、翔くん、ちょっと来て♡」
「は~い?」

キッチンから潤が俺を呼ぶ。

新聞を畳んで潤の側に行くと、エプロン姿の潤が、小皿を俺に差し出した。

「味見して?どうかな~」

今日は、ビーフシチューらしい。

「あ、うめっ!」
「ほんとに?良かった~♡
もう直ぐ出来るから、待っててね(^-^)」
「うん…」

俺のために腕を振るう潤は、
もうなんか奥さんみたいで。

一生懸命な横顔を見ていたら、それに気付いた潤が、

「なに~?お腹空いちゃったの~?」
って…

///がわええぇぇ…ヾ(≧▽≦)ノ


「ん~?いい奥さんもらったな♡って思って…」
「え~?もう!翔くん…」

パッと赤くなった潤が堪らなくて、
カウンターから乗り出して、潤の腕を引いた。

「あ……」

驚いて目を見開いた潤の唇に、
自分のを重ねた。

驚いた潤の手から落ちたお玉が、
キッチンマットを汚すのが見えたけど、
俺は潤の首を引き寄せて、その口づけを深くした。


後で奥さんに叱られちゃうだろうけど、
それも、いいかな…?

ビーフシチュー味のキスを堪能しながら、
俺はそう思っていた。






【 END 】


/ 727ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp