第5章 復活アメジスト【S×M】
【櫻井】
さてっと♡
イク気満々の俺のジュニアは
今か今かとその時を待っている。
あ……
生はないか…(´・ω・`)
ここで今更だけど俺の理性が発動した。
「潤」
「えっ?」
もう、受け入れる気満々でいた潤は
少し間の抜けた声を出した。
なんだよ…そんな顔も可愛いじゃね~か( 〃▽〃)
ああ、それよりもだ!
「待ってて。やっぱこれ…」
俺は、潤の頭の横のかごから
四角い小袋をひとつ取った。
「あ……」
俺がしたいことを悟った潤が
少し困ったような笑顔を見せた。
そう……
10年前、お腹が痛くなるから着けてと欲しいっていう潤に、
『ゴム越しじゃ感じねー』
なんてさ…
鬼みたいなこと言って、
そのまま突っ込んでしまうことがほとんどだった。
だけど…
そんな俺も10年分は大人になったからね♪
そこはちゃんとするよ(^^)v
袋を開けようとした俺の手を潤が握った。
「翔くん…いいから…」
「いや、でもほら…」
「いいんだ…そのままの翔くんを感じたい…」
真っ赤な顔して、健気に言う潤に……
「じゃあさ、2回目はそうするよ。
ほら1回目はたくさん出ちゃうし♡」
「だって、さっき1回…」
ごちゃごちゃ言う潤に背を向け、
俺は逸るアイツに帽子を被せた。
ちょっと窮屈だけど
これで我慢してくれよ!
2回目なのに早すぎとか、マジで恥ずかしいし…
少しでも潤との間になんか挟んで
時間稼ぎたいんだよね~
あ、これ、潤に言わない本音ね…内緒だよ(^^;
↑って、誰に言ってんのよ?
「よし!!装着完了!」
そう振りむいて、決め顔をして見せた。
潤は破壊力抜群のハニカミ系の笑顔で、
「きて❤」
と両腕を突き出した。
ご主人に呼ばれた忠犬のように、
俺は迷わずその腕に中に飛び込んだ。