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Jewelry♢ボックス【気象系BL】

第5章 復活アメジスト【S×M】



「おかえり…お疲れさん」
「…うん……ただいま…」

なんだか…
胸がいっぱいになって

うまく言葉をつなげない。

「智くんに会ったんだな?下で…」
「うん、そう……はい、これ…ケーキ…」

翔くんの胸に箱を押しつけて
靴を脱いで上がった。

「買い忘れって…
なんだろな、こんな時間からさ…」

ケーキの箱を抱えて
廊下の前を歩く翔くん…

「もうほとんど準備できてるのに…」

何も…違和感を感じなかったんだなww

昔からそういうとこ
ちょっと鈍感というか…

可愛いんだけどね( *^艸^)


リビングに入ると
やはり二人の姿もなくて。

「ニノと相葉くんは~?」

コートを脱ぎながら
さりげなく聞いてみると

「相葉くんのロケが長引いてて
ニノはそこに合流して来るとかって…」

翔くんが冷蔵庫に
ケーキの箱を入れながら答える。

「大野さんが…そう言ったのね?」
「うん」

テーブルの上には
湯気の上がる土鍋と二人分の食器…

はぁぁ…(〃ノωノ)こりゃ間違いないな…

「…二人はたぶん来ないよ…」
「…へ?」
「大野さんも…戻って来ないと思う」
「えぇっ?…なに、なんで…っ?」
「ちょっと…手を洗ってきちゃうわ」

俺も…気持ちを落ち着けたくて。

廊下に戻って洗面所を探す。

この空間に…
翔くんと二人きり。

なんだよ…
どうしろっていうんだよっ…(//□//)

洗面台に手をついて
鏡に映る自分の顔を見つめる。



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