第4章 琥珀色の恋【A×N】
「あ、そっか!そだね♡」
「ニ~ノ~♡♡」
ニノに抱き付こうとして、
思いっきり躱カワされた。
「バカ!止めろよこんなことで~」
相変わらず耳まで真っ赤なニノが、
もう究極に可愛い!!
それに、次のコンサートが終わったら…
って、そう思ったら…俺…俺さ…
「リーダー!翔ちゃん!松潤!
ホント~にありがとね!俺、絶対決めるから!
頑張って、ニノに入れ…グエッ//////」
急にニノの拳が脇腹に決まった。
「痛って///なんで…?」
「もう、いい加減にしろよ!
不謹慎だろ?大切なコンサートの前にさ…」
そう言いながら、ニノは首まで赤くって…
ふふっ…照れてんだな~(*^-^*)
全くさ!可愛過ぎだろ~
「まあまあ、ニノ…優しくしてやれよ~♪
相葉くんの舞い上がる気持ちも分かるだろ~?」
翔ちゃんが優しく執り成してくれる。
「…うん…」
ニノもそれには素直に答えた。
「俺たちさ、二人に上手くいって欲しい訳。
気持ちだけで十分幸せ~♡って、
そうかもしれないけどさ…
やっぱね(^^)」
翔ちゃんが、松潤を見た。
「心も大事だけど、身体でちゃんと愛し合ってこそ♡だよね~?」
松潤の視線は、大野さんへ移る。
「ニノ、相葉くんに、プレゼント、あげちゃえよ♪」
ニコニコ、お兄ちゃんみたいにそう言ってから、ニノの肩に手を置いた。
「……分かってる…みんな、ありがと…」
潤んだ目をそっと伏せて、ニノは答えた。
「よし!!じゃあ、今日も頑張ろうか~?」
「盛り上げていきますか?」
「まずは、ケーキで腹ごしらえしよ♪」
3人は仲良く部屋を出て行ってしまった。
残されたニノと俺…
「ニノ…」
「相葉さん…」
「優しくするからね…」
そう言って抱き締めようとしたら、
さっと避けられ、脛を蹴られた。
「痛っ///」
「痛くしたら、承知しないから!!」
って……
もう///可愛い~(≧▽≦)
懲りない俺は、また強引に胸の中に引き摺り込んだ。すると今度は、意外にも大人しく収まった。