第1章 魅惑のルビー【S×O】
【SATOSHI】
そ、そんな甘い抱擁になんか
騙されないしっ…( ̄^ ̄゜)
俺が『しょおくん』突っ込まれて嘔吐くの
キライだって知ってるクセに!
『しょおくん』のことが嫌で
オエッてなってるみたいでイヤなんだよ…
そうじゃないのに…
翔くんも『しょおくん』も大好きなのに♡
突っ込まれるとなぜだか
オエッ…オエェッッ…てなっちゃうんだもん…
翔くん、知ってるクセに!
…このぉ…(>ω<〃)!
優しくムギュウなんかしたって
ダメ…なんだ、から…っ
「…うぅっ…ふ、ぇっ…」
「智くん…っ?」
「…しょぉくん…好きっ…うぇっ…
好き…ふぇっ、だからっ…ね…っ?」
なんか…すげく悲しくなってきて
涙が勝手に溢れ出してきた。
…もう…
だからイヤだって言ってんのに!
「智くん、わかってるよぉ…ごめんね?」
「…うぅっ…イヤなの、にぃ…ぅぇっ…」
「ホント、ごめんて…
もうっ…アナタが可愛すぎるから、つい…」
翔くんが慌てたように
俺のこと更に強く抱きしめて
背中をヨシヨシしてくれる。
ふふっ……あったけぇ(〃▽〃)♡
クーラーがキンキンだから
すべすべの肌が触れ合って…
これはこれで…正タダしく幸せ♡
……でも……
翔くんにはもう少し
思い知ってもらわないとww
「もう……二度と…口でしない、から……」
「えぇっ(*゚◇゚)…智くん…そ、それは…」
「翔くんのイヂワルに…傷ついたし(T^T)…」
「はわわっ…ホントにごめんなさいっ…
このとおりっ…ね?…何でもするから…っ」
オタオタと慌てる翔くんが可愛くて
もっと……やり込めたくなってきた♪
……あれ?
可愛すぎてイヂワルしたくなるのって
……こういう…ことか( ̄▽ ̄;)