第3章 ブルートパーズの束縛【O×N】
振り向きもせず、珍しく低い声で、
名前を呼ぶ大野さんに、
俺の本能が、一瞬にして危険を察知した。
「お前さ、翔ちゃんにあんなに絡む必要、なくね?」
「えっ?いや、だって、翔ちゃんが緊張して固くなってたから、それを解してやろうと…」
「やりすぎだよ…」
はあ〜?
だって、二人に見本見せるって言ったの、
自分じゃんか!
俺のサポートで、じゃじゃ丸は中に収まったんだろ?
感謝されても、怒られる筋合いなんか……
「お前は俺のもんだろ?」
……大野さん…
「分かってるよ、かずの言いたいことは。
理由や結果はどうであれ、お前が、俺以外のヤツに、あんなことすんの、見てらんね〜んだよ!」
……………Σ( ̄ロ ̄lll)
俺は思い出した!
この人、超ド級のヤキモチ焼きで、
スーパー束縛ッキーだった…ってことを。
「……………」
「だから覚悟しろよ!
今から風呂でお仕置きする!」
……嘘でしょ!?
「あの、いや、ちょっと、ねえ……」
俺は、この後、風呂場で意識をなくすまで、あんなことや、こんなことされて///
↑すげー省略したなぁ〜(^^;
次に気が付いたときは、
ソファーで寝かされてて、素っ裸に、一応毛布が掛けてあった。
「……えっと……翔ちゃんと相葉さんは?」
「お、起きたのか?」
「…………」←じっと見ている。
「もう帰ったよ。ふたり共、かずにめっちゃ感謝してた…」
「そっか……」
「かず…無茶して、ごめんな…」
大野さんが、そう言いながら、俺の頭をぎゅっと抱き締めてくれた。
………温っかい。
んで………安心する……
結局さ、俺はこの人から、
離れるなんて出来ないんだ。
「………かず、愛してる…」
「…うん…知ってる……」
だって、
大野さんの嫉妬も束縛も、
ホントは嫌いじゃないから。
「知ってる、じゃねーだろ?」
「……愛してるよ…智……」
「このぉ〜///可愛いヤツめ!!」
頭をぐちゃぐちゃ撫でられながら、
嫌いじゃない…
じゃなくって……
好きなんだな………って、思っていた。
あと。
次の夜は、いつもより、も少し、
大胆な俺、見せちゃおっかな〜(〃∇〃)
そう……
週明けは、大野智、38歳のbirthday…♪
【END】