第3章 ブルートパーズの束縛【O×N】
【SHO】
目の前で繰り広げられた大宮の秘め事…
俺たち3人の観客がいた時点で、
最早秘め事でも何でもなく…
ストリップのまな板ショーのように…
まあ、見たことはないんだけどさ!
↑力強く言い放つ!…分かってるってば…(^^;
そんな大宮のまな板ショーに、
当然のように発情した俺と相葉くん…
ニノに誘われ、覚悟を決めてベッドに登った。
さて……
相葉くんと手を繋いで二人の横に座った途端、
お二人はさっさと濃厚なキスを再開し、
俺たちは置いてけぼり…
「…あの…」
「…ニノ~…」
全裸で二人、ペタンと腰を下ろして…
でも、真ん中だけはギンギンで…
なんとも間抜けじゃないか?俺たち…
ふたりの縺れあう姿を、呆然と見ていたら、
「翔ちゃん…ねえ…」
見れば、相葉くんも血走った目で俺を見ていた。
ゴクリッ///
俺の喉が鳴った。
『いきおいが必要』松潤の言葉が、
俺の頭の中でリフレインする…
……相葉くんの目が言っている。
『突っ込んでもいいよね?』って…
だよな…
ここまでしてもらって、こんなシチュエーションお膳立てしてもらって…
やっぱり無理ですは、通用しない…だよな…
よし!!
櫻井翔!今夜、男になります!!
……あれっ?なんか変かな…(^^;
でも………
俺は、相葉くんの首に片手を回し、
ゆっくり引き寄せて唇を重ねた。
擦り合わせただけでそれを離し、彼の目を見つめる。
「…翔…ちゃん…」
「雅紀…優しく抱いてね♡」
「しょーちゃーん!!」
飛びついて来た雅紀と一緒に、ベッドに沈んだ。
「…あんっ…ソコ…いい…もっとぉ~」
ニノの、甘えたお強請りを聞きながら、
俺は雅紀の唇を受け止めた。
今度は、一気に滑り込んできた熱い舌も、
一緒に受け止めた。
……始まったんだ///
俺の、初めての夜が……