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お気に入り 【黒執事】

第13章 戻った日常


「…もう…疲れた…。」

「…」

「…死にた…ぃ…。」


私は舌を噛み切って死のうかと思った。


「いけません。」

「!…んっ…。」


私の腕をどけると、またディープキスをしてきた。


「っ…ふっ…んっ…!」


両腕を頭の上で固定され、足もおさえつけられ、動けなくなった。


「っ…んっ…はっ……はぁ…はぁ…はぁ…。」

「動かないあなたなど、面白くありませんからねぇ。」


彼はニヤリと笑みを浮かべた。


「っ…動かないなら、そのまま魂を喰らえばいいじゃないですか…。」

「…」

「!…」


彼は私の服を脱がせた。


「っあ…!///////」


セバスチャンは私を抱いた。魂を喰らえばいい。その答えを聞くことは出来なかった。


そして次の日…。


気づくと私は、セバスチャンの部屋にいた。ベッドで眠っており、服もメイド服ではなく、坊ちゃんが寝る前に着ている、長いワイシャツのようなものだった。下半身は下着だけ付けていた。


「…」(そうだった…昨日…。)


抱き潰されたのだ。

ベッドから起き上がろうとした時だった。


「い゛っ…!!」


声にならない悲鳴があがった。腰が痛くてとても動ける状態ではないのだ。


「っ…!」


頭に血がのぼった。


「セバスチャン!!!」


これまでにない、大きな声でセバスチャンを呼んだ。


「お呼びでしょうか?」


すぐにドアが開き、セバスチャンが入ってきた。
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