第2章 新人審神者
審神者とはなんなのかを説明されて、なんとなく理解した。
けど、なんで僕なんだろう。ここにあったラジオは、
「審神者って人気職ですよね〜。僕も一度はなってみたかったですよ」
って話していたような気がする
僕「なんで僕なんですか……?審神者って人気なんでしょ?」
明仁「それは君に霊力っていう大きい力を持っているからだよ。確かに、簡単に成れるようなものでは無いけど、君は髪に選ばれた様なものなんだ。」
宗教????
少し疑うような顔をしていると、頭をワシャワシャと撫でられた。
文人「ま、行ってみたらわかるって。ガキはここにずっと外の世界を見ずに生きていくのか。」
外の世界…
確かに、ずっと行ってみたかった。
塀の向こうで楽しそうに学校?に行く人の声、女の人の笑い声とか色々聞こえていた。
なのに、僕は出られない。いや、出ては行けなかった。
僕「行きたい。外の世界を見てみたい!!!」
とても楽しそうな世界だと、それを望んでいいのだと
蜘蛛の糸を掴んだ。