第16章 修学旅行の夜
赤司side
各自着替えを終えたら、ロビーに集合だったな、
inロビー
まだ誰も来ていないのかと思ったが、桃井がいた。
彼女はそんなに濡れなかったのだろう、ロビーのソファにずっと座っていた様子だった。
僕もソファに向かった
桃井「あ、赤司く〜ん」
いつもとは違う何かこれからからかうような呼び方だった、
赤司「なんだ?」
桃井「ふふっ、いいの〜?」
赤司「何がだ?」
桃井「もうっ、わかんないの?そんな気持ちをおさえてたら、紗絵ちゃん、とられちゃうよ〜?」
赤司「…そうだな、みんなが彼女のことを好いている、焦ることはないと思っていたが、紗絵のことだ、告白されたら今まで何も思ってなかった相手に急に意識し始めるだろう」
桃井「え?…赤司くんはそれでいいの?」
もちろん…
赤司「いいわけがないだろう」
他の男が紗絵に触るのを何もせず見てるのはこの上なく不快だ、それもそうか…恐らく僕も彼女が好きなのだから。