第9章 復活
葵「いや・・・冗談じゃなくて、
本当に誕生日知らなくて・・・」
誕生日を知らない・・・
その言葉に謙信は愕然とした。
いくら夢魔でもそんなことがあるのかと・・・
葵「祝われたことないので、
それが何日かなんて、
今までの私には誕生日なんて、
無縁だったんですよね・・・
でも謙信様が祝いたいなら決めないと、
と思って・・・
あ、せっかくですし、
謙信様の誕生日が二月十八日なら、
反転させて八月十二日あたりどうですか?」
謙信「却下だ」
葵の意見をバッサリと謙信は斬り捨てる。
葵「否定するの、早くないですか!?」
義元「・・・謙信は俺の誕生日に近いのが嫌なんだよ」
義元は笑いながら、葵に教えた。
葵「そうなんですか?」
義元「うん。俺八月十三日生まれ」
幸村「なんか同時に、
誕生日祝いの宴開かれそうだな・・・」
葵「それ気にしだしたら、
春日山の名無き武将さんまで、
気を使わないといけなくなりそ・・・」
佐助「葵さん、それ以上はいけない」
葵のある意味危ない発言を佐助が止める。