第19章 死が二人を分かつまで ※R-18
式が終わり、葵は幸せでぼんやりとしていた。
紫苑「腑抜けた面だな。裏切り者」
葵「~~~っ」
ふいに紫苑が現れ、
葵は声にならない悲鳴を上げる。
その声に謙信、信玄、義元、佐助、幸村も、
彼女のもとへ来る。
謙信「性懲りもなくまた葵の命を狙いに来たのか」
紫苑「いや?今日は使いだ。
それの兄としてね・・・」
信玄「今更・・・」
義元「何の用なのかな?」
紫苑「長の判決が下ったのさ・・・
それの処遇についてね」
幸村「今頃かよ」
佐助「話だけでも聞こう。
相手は一人だ」
謙信「ああ・・・不用意なことをすれば・・・
即座に俺がその首を斬る」
紫苑「首を斬られるのは、
遠慮したいかな・・・
まあいいや・・・」
紫苑はそういうと懐から文を出し、
広げると読み始める。