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軍神と夢魔

第17章 魂の契り


・葵のあこがれ
家族が欲しい、家族として認められたいという本音。
認めてほしいという相手は兄の紫苑のみであり、
出生の秘密を聞かされていても、
話したことがない死んだ両親と、
その親にあたる祖父母相手には、
死の負い目や出生に対する悔恨はあるが、
家族として認めてほしいとは特に思っていない。
だが自分の出生が、
紫苑の“家族”というものを壊しているために、
紫苑本人にそれをアピールはしていない。
信玄を理想の兄のように思うのも、
葵が家族をずっと欲しがっていたから。
兄妹としての葵のあこがれは叶わなかったが、
謙信が葵に別の形で、
家族というものを与えようとひそかに画策している。
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