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軍神と夢魔

第17章 魂の契り


おまけのほそく的な
・魂の契り
この話にのみ登場するオリジナルの設定。
夢魔一人一人にいる特別な獲物の人間のこと。
通常は同じ時代にいて、
それでも見つけられないことが多い。
設定としてはオメガバースの魂の番が近い。
お互いがお互いをほしいと執着し、
夢魔の方はその人間としか交わりができなくなるため、
特別であるもののリスクの方が大きい、
ということで見つかるのを拒むことが多い。
本当の意味で両思いになると、
夢魔側の羽が相手の色に染まる。
(身体をつなげただけでは染まらない)
人間の方は、夢魔から発せられる特別なにおいに、
引き寄せられる。
人間側が先に死ぬと夢魔の執着心は消えるのではなく、
そのまま栄養が摂取できずに夢魔も後を追うように死ぬ。
夢魔側が先に死ぬと、
人間は半身を失ったかのような喪失感を味わう。
運命ということで身体の相性も、
通常の人間との交わりより良く、
人間側は精力が増大し、
夢魔側はエネルギーを摂取する効率がかなりいい模様。
謙信と葵の場合は500年の時をこえ、
禁忌の子特有の命を吸う呪いすら消したという、
かなりのレアケース。
(そもそも最初の試験の相手が、
 番に当たること自体が珍しい)
それゆえにお互いの執着心や相性も高い模様。
恋仲であるはずの葵の羽が、
染まるのが遅かった理由は、
謙信も葵もつらい過去によりお互いを好いていても、
その心が完全に通い合わせていられなかったから。
戦いの中、謙信は葵を伴侶にする。
葵はいつまでも謙信の隣にいたいと、
自分の気持ちをはっきりと明らかにしたことで、
魂の契りが成立することとなる。
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