第16章 呪いと思い
謙信「何だ!?急に力が・・・」
謙信の体から力が抜ける。
ふと周りを見ると、
自身の部下や、はては夢魔たちまで膝をついていた。
紫苑「やばい・・・始まったか・・・」
謙信「始まった・・・?」
謙信が怪訝な顔をすると・・・
次の瞬間、葵の傷が瞬時に塞がるのと同時に、
そばにはえていた草が一瞬で枯れたのを見た。
信長のそばにいる舞に至っては、
気を失って馬から落ちていた。
謙信「・・・なんだ?これは・・・」
信玄「姫が・・・命を吸っている・・・?」
紫苑「こうなるからそれを殺せって言ったんだよ・・・」
謙信「どういうことだ」
紫苑の言葉に謙信は問いかけた。