第14章 戦いの始まり

しばらくして安土城にて
信長「謙信からの文が来たから、
　　　何事かと思えばいつもの病か・・・」
（謙信からの文）
「信長。いいかげん斬りあいたい。
　次の戦はいつにする？」
光秀「それについて一つ気になる情報が」
信長「ほう？なんだ？」
光秀「不思議なことに軍神が、
　　　ひとりの女を寵愛しているとのことで」
秀吉「寵愛？軍神は大の女嫌いだろ？」
光秀「だから不思議なことなのだ。
　　　そしてなんでもその女が、
　　　顕如の手先に斬られたとの情報も」
家康「顕如？何あいつ信長様関係ない女まで狙ってんの？」
政宗「関係なくはねえだろ。
　　　軍神を凋落させた女ならな・・・」
三成「凋落ですか・・・すごい女の方がいたものですね。
　　　軍神を落とすくらいの方なのですから、
　　　さぞ武芸に秀でた強い方なのでしょうね」
光秀「そしてもう一つ、謙信の軒猿から文が届いていた」
秀吉「何、それって舞と同郷のあいつか？」
光秀「あいつだ」
信長「してなんと？」
光秀「なんでも信長様とわざと戦をし、
　　　顕如をあぶりだす策らしい。
　　　信長様と戦を楽しみつつ、
　　　顕如を捕まえるという、
　　　戦好きの軍神らしい策だ」
さすがの光秀も呆れているようだった。