第4章 明かされる正体

葵「うん大丈夫。
　　　　　むしろ協力してくれそうなら、
　　　　　その方がありがたい・・・かな・・・」
佐助「了解した。
　　　彼女は俺と同じ時代からきた子です。
　　　あと人間じゃないと言っていました。
　　　正体を聞こうとしたところで、
　　　信玄様たちが来たので、
　　　何者かは俺も知りません。
　　　とりあえず狙いは命ではないことは確定です」
信玄「人間じゃない？
　　　物の怪か何かか・・・？」
幸村「その割には尻尾とかなくね？」
信玄「甘いな。
　　　尻尾をうまく隠しているだけかもしれんぞ」
佐助「で、何の物の怪なのかな？」
葵「えっと・・・人間は・・・
　　　　　私たちのことをサキュバスって呼びますね」
佐助「・・・oh・・・・・・」
幸村「何だよ。佐助、その声」
佐助「いや・・・だいぶ面倒だなと思って・・・
　　　なんで謙信様の部屋に出たんだと・・・」
信玄「謙信の部屋に出ると、まずい物の怪なのか？」
佐助「ええ・・・ややこしいんです。
　　　サキュバス・・・・・・
　　　まあこれは彼女が女なのでそう呼ぶだけで、
　　　男だとインキュバスっていいます」
幸村「性別で名前が違うのか・・・」
信玄「で・・・そのさきゅばすとか、
　　　いんきゅばすって、どんな物の怪なんだ？」
佐助「物の怪というか夢魔ですね。
　　　簡単にいうと異性と、
　　　性的ないたずらをする悪魔です」
葵「だいぶざっくりだね。佐助」
葵は困った顔をする。