第12章 波乱? ※注意
信玄「しかし姫の胸ねえ・・・
たしかにいいものはもっていそうだよな」
義元「信玄分かるの?」
信玄「なんとなくな。
着物の上からの想像だが、
桃よりは大きいだろ?
梨くらいと見たがどうだ?謙信」
謙信「・・・・・・?」
謙信は信玄の言葉に、
桃や梨を想像し、
次に生で拝んだ葵の胸の大きさを思い浮かべる。
気づくと、姫鶴一文字とその手入れの道具は、
脇に追いやられていた。
次第に手の動きが怪しくなる。
佐助「謙信様?」
謙信「・・・?梨はこれくらいだったか?」
佐助「いえ俺の知る梨はもっと小さいです」
謙信は思わず佐助にそう聞いていた。
佐助は謙信の問いを訂正する。