• テキストサイズ

ここは彼の世界です【HUNTER×HUNTER】続編

第116章 真実と嘘








『やぁイルミ♥️』





仕事の休憩中に鳴った着信


電話口からは殺意の対象者の声


絶対に許さない


殺してやる






「………殺す………殺してやる………」



『イルミ、見当違いも良い台詞だね………』


「しらばっくれるな……全部知ってる………お前に沙夜子は渡さない………」


『クックックッ……キミの言った全部って本当に全部かい?♦️』


「………何が言いたい」


『今回の首謀者はボクじゃない』


「は?」


『ヒントは君のお家♦️』



男の台詞に脳が回転し始める





……………家……………ゾルディック…………





親父は俺に出張を言い渡した

本来この仕事は親父の仕事だったのだが古くからの顧客からの依頼を足蹴に出来ないと俺に回された物

一度は断ったが辺境の国だという事と期間の長さから10件分にカウントされ、報酬も高値だと説得されたのだ

ヒソカが彼女を誘拐した日から俺は3日間もの時間通信を絶たれていた

通信手段を持つ頃には最短で3日は掛かる異国

普段ならあり得ない異例であり、ピンポイントでその日を狙われた


すなわちヒソカは俺のスケジュールを知っていた……
裏でゾルディックと繋がっていると思わせる事は確かだった


仕事は完了次第終了だが国同士の戦争を壊滅させるという内容は大掛かりであり暗殺方法に条件が付いている為に不眠不休でも一週間は有する

つまり移動と合わせて最短でも約二週間の不在

俺はまんまとしてやられたのだとこの時漸く気付いた




/ 1349ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp