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ここは彼の世界です【HUNTER×HUNTER】続編

第58章 彼と浴室






極度の緊張から頭が回らず緩く揉みしだかれる胸の刺激に只肩を震わせていると



「こうするんだよ。」



動けないでいた手を覆う様に再び手を重ねた彼はゆっくりと上下に動かし始めた


泡に隠れてるとは解っていても視線を向けられず見上げた先

先程迄の表情よりも僅かに眉を潜めて唇で呼吸を吐いた彼は何倍も淫靡な色香を漂わせていて視界がチカチカとした


普段無機質な彼が私だけに見せる表情の変化………なんて思えば沸き上がるのは得も言えぬ愛欲だった


目と目が合った途端に胸の先が弾かれて突然の刺激に声が漏れる


的確に執拗に刺激され続け、気が付けば私は只彼のされるがままに湯船の縁に座らされていた


彼の薄い唇が開いて胸の先を啄む姿をぼんやりと見下ろす

甘美な刺激が先行して頭が回らない



彼の唇が好きだ


彼ほど上品に食事をする男性を私は見たことが無い

静かな声色、紡がれる言葉は無愛想ながら簡潔で言葉の端々には品が漂う


そんな彼が唇を開き妖艶に舌を突き出しながら時折向ける眼差しに冷めた印象は微塵も無く

情熱的に求められている事に身体が震えた


長い指が悠々とした所作で太腿を割って水音を鳴らす


「やっ……あ……み……見ないでください………っ」


鬱陶しそうに前髪をかき上げた彼は意地悪に口元を歪ませた


「そんなの無理。」


懸命に脚を閉じようと力をこめるが抉じ開ける様に脚の間に割って入った彼の姿に羞恥が溢れ出した


大好きな人


そんな人に一番恥ずかしい姿を見せなければいけないなんて……





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