ここは彼の世界です【HUNTER×HUNTER】続編
第6章 新たな道を見出だす1年1ヶ月
ハンター文字を検索して一文字ずつ当てはめて行き
私の瞳は涙で一杯になった
『叶うならずっと沙夜子の傍にいたい』
声を漏らして泣いたのは久しぶりだった
彼がそんな事を願っていたなんて思い付きもせず
こんなの不意討ちだ
彼は傍にいないのにこんなにも私をドキドキさせる……
一頻り泣いて写真集に向かい本当にズルい!何も教えてくれない!とクレームを付けた私はふと彼が帰った翌日に話したクロロさんとヒソカさんの会話を思い出していた
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「そんなに寂しいなら沙夜子ちゃんがボク達の世界に来ちゃいなよ♥️」
「馬鹿言うな。一般人が来ても危険なだけだ」
「だけど良く考えてごらん?異世界への扉を開く能力者は沙夜子の世界に居るんだよ?♦️」
「異世界を行き来するんだから会えるかどうかすら解らないだろ。それに沙夜子が此方に来たとしてイルミは仕事だ」
「だけど沙夜子ちゃんが自分の世界に居るって知ったら彼は直ぐに飛んで来るカモ……♥️」
「第一、能力も無い沙夜子が念能力者を見付け出せる筈がない……」