第17章 波乱のロシア大会
試合会場で関係者用の観客席に行くとミラが
「エレーナ!!こっちよー!!」
と呼ぶ
近づきおはようと挨拶をすると
「はぁーい エレーナ久しぶりね!」
と声をかけられる
「サーラ!? うそ久しぶり!えっどうして?」
と聞くと
「やーね ニキの応援よ」
と言われ彼女の兄が本予選に出場していることを思い出す
あっそっかーなんて思っていると
「ところでエレーナ ヴィクトルとはどうなったの?」
とサーラに聞かれ
「えー」
と目を泳がし誤魔化そうとすると全部暴露しちゃうミラにちょっとストップ!というも時すでに遅しだった
「ふーん」とニヤニヤっと言う顔をするサーラに
あー全部話すなんてミラのバカ!
なんて思ってると
「どーりで肌ツヤがいいわけね。」
と言い人のほっぺを伸ばすサーラ
「いひゃい」
と言うとニキに「毎回邪魔される私よりましよ」
といい手を離した
「でもエレーナ あんまり言うのどうかと思ったけどやっぱり丸くなったよね 昨日も思ったけどほっぺあんな伸びなかったのに」
とミラに言われ
「うっそれは... だってやっぱ競技してる頃より動かないし勝生勇利のお母さんのご飯美味しくってつい...。」