第3章 ゆーとぴあかつき
やっとの思いで着いた日本は私たちからすればとても暖かかった。
雪がまだ少し残っている。でも、それはとけて泥だらけになっていた。ヴィクトルと別れたあの時きっと私の顔はこんな風だったに違いないそう思いながらユーリに話しかける。
エレーナ「どうユーリ?インスタは?」
ユーリ「だめだ。この町の位置情報で上げてるはいいが今日はまだ更新してないからどこにいるのかわかんねえ。くっそヴィクトルのやつ見つけたらただじゃおかねぇかんな」
はたからみるとストーカーかと思うような行動だけどそもそも位置情報流しまくってる時点であんまり有名人としての自覚がないのよねヴィクトルもユーリもなんて思っていたらさっき買ったばかりの服を着てそわそわしているユーリの電話が鳴り響いた。これは…。なんて思っていたら
ヤコフ「ユーリ!!なぜおまえまで日本に行っている!?わしは許した覚えはないぞ!お前今が大事な時期だとわかっとるのか!!」