第12章 ついてきちゃった
勝生勇利の地域予選大会になぜが流れでついてきちゃった私
そうここは中国地方
瀬戸内海の荒波で揉まれたお魚やうどん柑橘系など最っ高に美味しい!
ロシアとの鮮度の桁の違いに涙が出そう
いやというか出てます
そんな私とヴィクトルを見て若干引き気味の勝生勇利
「勇利エレーナにちゃんとカロリー出してもらったんだからその分はちゃんと食べなきゃダメだよ もう現地入りしてるって自覚ある?」
「そうよ。最低限のカロリーは摂取しないと動けないでしょ。もう体重も戻ったんだからそれ以上は減量必要ないし。っていうか地方予選ぐらいちゃっちゃと勝ってきなさいよ。忘れたの誰をイメージするか?」
と声をかけられると
「あるから困ってるんだよ!前回の試合で単純に僕メンタルの弱さだけで負けたんだからねヴィクトル自慢じゃないけど」
「っていうかエレーナさんいつの間にか太ったこと知ったんですか!? 無茶いいますね。 でも思い出したらちょっと楽になりました」
そういい手を揃えいただきますと声を出すと食事を始めた勝生勇利
彼がプレッシャーで食事が喉を通らないタイプなのは以外だったがこの分なら平気そうと確認し自分も食事を続ける