第11章 再チャレンジ
そう聞くと顔を下ろし
「もちろん 普通のヴィクトルでいる俺をこれからもずっと見守っていて。そしたらきっと俺も自ずと答えが出てくるから だから エレーナも勝手にロシアに帰らないで」
そういいまるで約束とでも言うように背中に腕を回し抱きしめるヴィクトル
私も同様に「うん」という返事のあと抱き締め返した。
私の恋はまだ終わってない
ヴィクトルを好きなままでいていいんだ
今はまだ
その時が来るまでどうなるかはわからないけど今はただこの時間を大切にしていこう
そう思いながらそのままヴィクトルの腕に抱かれながら眠りについた。
そんな私にヴィクトルはやれやれ。人の気も知らないで。と思いながらエレーナを自分のベッドに入れたあと落ち着きにトイレに向かうのだった