第20章 純白
「えっだってこのまま寝る訳には行かないしせっかくヴィクトルが考えてくれたドレス汚したりしたくない」
というエレーナにヴィクトルが
「いや、それ脱がすのは俺の役目だから。一応ハネムーンだよ今夜。そのために夕日が入る時間帯チャペルに夕日が差し込むところを探したんだよ!もちろん部屋付きも条件だけど!」
とそこまでこだわって探していたのかこの男というか夫は....ととことん追求する性格の初恋の人である旦那もといヴィクトルを見て思い出す
「だから。いいよね?奥さん」
といい腰を絡めとるヴィクトルに
「旦那さんの好きのしてください」
と返すと
「燃えいや萌えか... いい響き ねっもう一回言ってみて!旦那さんって!」
と言いながら人の顔にちゅっちゅっとキスを浴びせるヴィクトル
「赤ちゃんじゃないんだから旦那さん」
とまるでミルクを追い求めるかのようなヴィクトルに対し言うと
「心外だな。俺はエレーナの夫だよ」
と言いながらドレッサーに移動すると鏡越しに見つめてくるヴィクトル
「ねっ?俺は今日からエレーナの夫。そしてエレーナは俺の奥さん。だからこれからもずっと一緒だよ。」
そういいはにかむヴィクトル