第4章 もう我慢できない/黄瀬涼太
「ナカに出すから」
はじめに忠告された。そりゃ断った。けど彼は「安全日っスよね」なんて真顔でいいながら脱がしてくるもんだからなにも言えなかった。安全日でも中出しは危険なのを知っているはずなのに。なんの前触れもなく、制服のスカートを捲られ下着も剥ぎ取られてた。そして指を二本入れられ、私は顔をしかめた。
「痛いっ」
「もう俺、我慢出来ないっス!!」
「黄瀬くん、どうしたのっ?」「なまえっちが欲しいんスよ…くっ」
濡れてもいない私のナカに突っ込まれた指は、膣内を知り尽くしている為ピンポイントに刺激を与えてくる。そのせいで痛みが引き、直ぐ様快感が押し寄せてくる。
「黄瀬くんっ…ダメぇ」
「濡れてきてるのになにがダメなんスか?」
「もう入れるっスよ…」なんて耳元で囁かれ、身体がゾクリとした。瞬間、彼の太いモノが一気に入ってきた。
「ひあぁぁん!!」
「ちょ、締め付けすぎっス!!」
「急にっ入れないでよ」
「しょうがないじゃないスか!!……動くっスよ」
「あぁっ!!」
押し倒されてから早3分。対して濡れてもいないそこは受け入れたとき少し痛んだ。全然慣らされていないから苦しい。そのくせ黄瀬くんを見上げると、余裕のなさそうな顔。いつもなら嫌なくらい時間をかけるくせに。一体どうしたというのだ。彼の荒い息遣いを聞いているとお腹の奥がきゅうっとなった。
「あん、あっあっ…あん」
「あんまいじってないのにココ、トロットロ…」
「んっ……うるさっ、ひぁん!!」
「俺、も…イきそうっ」
「んぁ、あんっ」
入れられてからずっと激しくて、いいところばかり突かれたせいか、すぐに快感が押し寄せてきた。まぁ黄瀬くんの表情やら色気に興奮したっていうのもあるせいなんだけど。
このあと二人で果てた。そして忠告通りナカに黄瀬くんの液をたくさん注がれた。
「ごめんなさい……!!」
情事後、気を失った私。目が覚めるなり黄瀬くんが勢いよく謝ってきた。そりゃそうだ。謝ってもらわなきゃ気が済まない。
「……本当どうしちゃったの?」
「実は…青峰っちに……」
「…青峰くんに?」
「薬を盛られたんス…」
なんだそれ。青峰くんをはっ倒さなきゃ気がすまない。
、