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ケセラセラ

第9章 夏の夜の *シャーマンキング*



会場が近付くにつれて、少しずつ賑やかさが増してくる。お囃子も鮮明になりつつ、ごっちゃになった屋台の香りが、何となく騒がしい。


「あ!葉く~ん!」

「んん?ぉお!まん太じゃねぇか。久しぶりだな。元気だったか?」

「うん、まぁ、ボチボチってところかな?葉くんもアンナさんも元気だった?」

「相変わらずチビなのね、水まんじゅう」

「久しぶりでそれかよ!!!」


まん太の安定ツッコミが炸裂して、それも何だか懐かしく思えた。
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