第7章 麗質の女子会 *進撃の巨人*
女子会から2日後。
私は壁外調査へ向かう陣形に組み込まれて、エルヴィン団長の開門号令を、門の前で待っていた。
『!!』
『....!サシャ』
『この前は大変でしたね。どうして兵長に呼ばれたんですか?』
『なんか.......褒められた。兵長に』
「褒められたぁぁぁあ!!?」
サシャが叫ぶと、一斉に視線が集まってくる。慌ててサシャを黙らせながら愛想笑いで誤魔化すと、リヴァイ兵長も振り返ってこちらを睨んでいる。
一瞬でそれに気付いたときには、もう兵長は前を向いていた。
『すっ、すみません..ッ!.....でも、褒められたって......?』
『あとで話す。だから、死なないでよ、サシャ』
『こそ....ッ!』
エルヴィン団長が、開門を命じたのはその直後だった。