第1章 ミスの責任
「、
ちょっとこっち来て。」
ツーマンセルの帰りにカカシに
声をかけられ、森の奥へと
歩きだす2人。
カカシの後ろ姿から
相当頭にきている事が伺える。
カカシとは同じ歳で同期だ。
上忍になりたての私と、
特上のカカシ。
今日の任務はそこまで大変ではない、
Bランク任務だ。
その任務中、あろう事か、
カカシの足を引っ張り、
迷惑をかけてしまった。
彼は同期だが、
仕事では上の立場だ。
溜息が漏れてしまう。
「カカシ、今日本当にごめんなさい。私のミスで迷惑かけて…気をつけます。」
聞こえてるはずなのに、カカシは振り返らず草むらの
奥へ奥へと黙って歩いていく。