第42章 灰かぶり姫の王子様-ｼﾝﾃﾞﾚﾗ-‪‪❤︎‬

「(カッコよくてズルい…。)」



「見惚れるほどカッコイイ？」



「…カッコイイから、悔しい」



「はは、何だよそれ」



ぷくーっと頬を膨らませると、隼人は可笑しそうに笑う。



「俺もお前の可愛さはズルいって思ってるよ。毎日可愛くて俺の愛が更に溢れ出す」



「な、何言って…」



「いや本当に。世界で一番可愛くて、俺を惚れさせる天才。一体俺にどんな魔法かけたの？」



「ま、魔法なんてかけてない…」



「絶対にかけた。こんなにもお前のことが大好きで堪らないんだぞ。俺はもう…お前のいない人生なんて考えられない」



隼人は本当にストレートだ。こっちが恥ずかしいことをさらりと言ってのける。でもそこが彼の良いところなのかも知れない。



「じゃあ…私を離さないで」



「！」



「わ、私も…その…隼人のいない人生なんて考えられないから」



「っ………。あー、もう…本当に勘弁して。そんなに可愛いとさ、今すぐ襲いたくなるよ」



「もう襲ってますけど…」



「好きだよ」



頬を染めた隼人が熱を孕んだ色っぽい瞳で私を見ながら、掴んでいた手を引き寄せ、キスを落とす。



「お前は？俺のこと、好き？」



「好、き…」



「聞こえない」



「(絶対に聞こえてる…。)」



「もう一回、言って」



「…好きだよ、隼人」



「うん、俺もすげー好き。愛してる。」



頬を染めながら嬉しげに笑んだ隼人。



「腰上げて、自分で挿れる所見せて」



「え！や、そ…れは…」



「大丈夫、俺しか見てないよ」



「(そういう問題では…)」



「もしかして感じ過ぎてイクのが怖い？」



「な！ち、違うよっ！」



「本当かな。さっきだってあんなにイキ過ぎて俺の指咥えて離さなかった癖に。イッた後もまだ痙攣してたし、気持ち良さそうだったけど？」



「…………っ！？」



「あはは！顔真っ赤！」



「からかわないで！」



「ごめんごめん。だってさ、ちょーっといじめただけで顔赤くするから、もっと見たいなって思ったんだよ」



「意地が悪い」



「好きな子は大切にしたいけどいじめたいタイプなので」



「誇らしげに言わないで」



「ほら、腰上げて」



「………………」



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