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たとえば君が鳥ならば【ニルアド】

第22章 月に行きましょう-アイノカタチ-‪‪❤︎‬



「…派手にイけたな。イッてもまだ俺の指離してくんないんだけど」



「はぁ…はぁ…あ…」



イッた後の余韻が抜けず、荒い呼吸を繰り返す私の膣から指を引き抜き、滉は私に口付けをした。



「ん……んぅ……あ……んんっ」



「はぁ……っん」



口内で滉の舌が動き回り、私はそれを必死に絡め取る。上手く息継ぎが出来なくて時々苦しさを感じるが、それすらもすぐに忘れる程、滉への優しさが溢れ出す。



「もう…挿入てもいい?
そろそろ俺も限界…」



「…う、ん」



「やっぱりまだ怖い?」



「滉が…じゃないの。体が反射的に強ばってしまって…」



「……………」



体を重ねる時はどうしてもあの時の記憶を思い出してしまう。私が不安がっていると滉は優しく私を抱きしめてくれた。



「滉……?」



「大丈夫、怖くないよ。今あんたを抱いてるのはあいつじゃない。ちゃんと俺を見て。もうあんたに酷いことする奴はいない」



「滉……」



「好きだよ、詩遠」



「っ…………」



涙が溢れ出そうだった。私の恋人はどうしてこんなにも優しいのだろう。最初の頃は幸せにならないと決めたのに…今ではこの人が愛おしくて堪らない。



「絶対に優しくする。もし怖かったら俺の手を噛んでも構わない。なんなら背中に爪を立てたっていい。俺は…あんたと一緒に気持ちよくなりたいから」



熱を含んだ滉のモノがズボン越しに膨張しているのが分かった。切なく吐かれた息が、妙な色気を含んでいた。



滉だって我慢してるのに、私がこんなところで引き下がるわけにはいかなかった。ここまで彼はちゃんと優しくしてくれた。大事にしてくれて、私のことを考えてくれた。



「もう…大丈夫。滉が私のことを想ってくれてるのが分かるよ。大事に抱いてくれてることだって。私も滉と一緒に気持ち良くなりたい」



微笑を浮かべて言えば、滉も嬉しそうに笑って私にキスをした後、ズボンを脱ぎ捨て、開かれた私の秘部に自身をあてがった。



「ゆっくり…挿入るから」



「うん」



ズププ…ッと、滉のモノが膣を押し広げるようにゆっくりと入ってくる。



「は、あ…あ、ん…」



「はッやば…膣熱すぎ…」



「んん……あ……はぁ……」



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