第6章 エンティティの不具合
先日の儀式から数日経ったが、不具合が続いていた
5人目のいないはずの生存者がいたり
はたまた3人しかいないのにキラーが2人いたり
儀式はめちゃくちゃである
しかし、いつも通り一日に一度は儀式が開かれるのだ
そして今日もまた、その不具合が起きていた
「おい…なんでお前がいるんだ」
その日始まった儀式はトラッパーとマイケルの2人が儀式にいた
生存者は3人しかおらず、最早状況的には絶望でしかない
いくら仕事とは言え3人を2人で屠るなど痛ぶる楽しみすらなくなってしまうではないか
マイケルもわからないと言いたげに首を横に振っている
「…生存者達には大人しく帰ってもらうか」
とは言えポイントは欲しい
追いかけて怪我だけさせて吊らずに帰せばいいか
そう判断したトラッパーはマイケルに伝え、納得した双方は生存者を探しに行った
しかし、その生存者の中にシルフィがいるなど、2人のキラーは知る由もない