第5章 伝えられない
誰にも会いたくなくて1人離れたところで授業を受けていた
「どーも!朝以来だね!」
「お前…」
朝夏帆と一緒にいたやつがいる
同じ大学なのは知らなかった
「っあ、俺河田!なっちゃんと同じサークルで
昨日初めて話すことに成功しました!」
「同じサークルってあいつ行ってないだろ」
「さすが!幼馴染!なんでも知ってるね〜!
でも俺もなっちゃんのことなら好きだから知ってるよ」
好きだからとか簡単に言うんじゃねぇよ
どうせ最近あいつのこと知ったくせに
「でさ、なんでなっちゃんに告らないの?
好きなんでしょ?」
「お前に関係ないだろ」
「ならもらっていい?」