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恋を知らない俺と恋を知ってる彼女
第2章 親の話
「やっぱりそういうことだよね」
離婚を受け入れらないこいつには相当辛い現実だろうな
「まあだろうな」
「なんでなんだろう」
まただ
泣きそうになるとポロポロと涙が落ちて行く
「別にお前のせいじゃないだろ」
こんなことしか言えない自分にも腹が立つ
こいつはそれを求めてるわけじゃない
「だよね
泣いてごめんね」
そう言いつつも涙が止まらなくて
この日は寝るまでずっと泣いていた
俺は何もせずに同じベッドで寝るだけだった
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