Little lieR【イケヴァン◆ifイベ原作】
第15章 ImmoralitY END Ⅱ(背徳END・★)
「ひっ・・・ああぁぁあ!」
ふるるっと儚い身体を何度も震わせ、彼女は昇りつめた。
「………フィン、場所を変われよ」
「駄目。俺だって………早く彼女の中に入りたいんだ」
熱に染まった思考でぼんやりとそれを捉える。
彼の象徴が宛がわれ、ゆっくりと上から下に往復させる。
「あっフィン………!」
たまらず名を呼べば、脚を抱え上げられ一息に埋め込まれた。
それと同時に、レオには後孔に突き入れられる。
「狭、い………!
ねぇレフィリア、目を閉じないで………俺を見て」
ゆさゆさと揺さぶられながら、唇を吸われる。
その声に閉じていた瞼を開ければ。
悩ましげに眉根を寄せながらも、唇を噛んで耐える彼を捉えた。
「我慢、しないで。大好きよ………」
微笑み告げた途端、快楽によって溜められた涙が伝って。
「えっ? フィン………!?」
片脚を自身の肩に担ぎ上げると、うろたえた声が上がった。
「もっと深くあなたが欲しいんだ………!」
がつがつと腰を押しつけられ、たまらず呟いた。
「あああぁっ………! レオ、あなたも頂戴っ」
「っ………! あんた………!」
それまでじっと耐えていたレオもまた、その一言に腰をスライドさせ始める。
「レフィリア………っ! すき、好きだよっ………」
「あぁ俺もあんたを愛してるっ………」
「んんんっひっ、ぁ!
私も二人をっああぁっ………!」
ばしゃ、と絶えず湯を跳ねさせながら、三人の影が月灯りに重なる。
まるで一つの存在のようにぴったりと抱き合って、同時に昇りつめた。
◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
「ごめんっまだ、足りないっ………」
「レフィリアもっとあんたが欲しいっ………」
場所を入れ替えれると、再び象徴が埋め込まれる。
彼女は月が身を隠すまで、二人に抱かれ続けた………。