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Little lieR【イケヴァン◆ifイベ原作】

第8章 口づけの理由


「レフィリア………?」

「私を、愛さないで………」

やっとの思いでそれだけを声に載せると、走り去っていく。

そんな彼女に声すら掛けられずに、その掌は虚空を掴むばかり。

(どうして涙を………。)

ただその問いだけが、胸に響いては消える。


「俺はずっとあなたの傍にいたい。

それは許されないの? レフィリア………」




………黄昏の光に消えた言葉は彼しか知らない。
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