第2章 その女中、出会い
シ「あ…、えっと……」
と、とりあえず落ち着いて
相手に返答しなければ
僕が返答に困っていると後ろからセバスチャンが呆れたように言った。
セ「大丈夫でした。心配されるようなことはなにもございません」
僕は内心ホッとしていた
シ「えっと、お名前を伺ってもよろしいですか」
おそるおそる聞いてみると、
ブォ「あぁ。申し遅れました私はブォルトスと申します。」
ブォルトスだと!!!!
こいつは確か裏社会では特に有名な男だ
最近女王が特に気にしている人物の1人でもあったはず
どうして気がつかなかったんだ
シ「そうですか。もうひとつ伺ってもよろしいですか」
ブォ「えぇ。私に答えられればですが……」
彼女は誰なのか
メイドとはどういうことか
そんな質問をしてしまいたいのを必死に堪えた