第6章 その女中、万能
サッサッ
キュッキュッ
今日は坊ちゃんもセバスチャンさんも杖を買いに行っていていないので、
私はなるべくはやく仕事を終わらせようと
全力で屋敷の掃除をしています。
フィ「あ!?ああああく!!?キャー」
『!?』
フィニの叫び声が聞こえてきた…
な、何かあったの!?
私は急いでフィニのいるはずの庭へ向かった
『あれ…?いない…』
でも、庭にはフィニの姿は無かった
それからずっと屋敷の庭を探し回っていると、
坊ちゃん達が帰ってきた
『あ、お疲れ様でした坊ちゃん。すぐお茶の用意を致しま…!?』
セ「?どうかされまし…!!?」
屋敷がファンシーになってる…
なんかリボンとかフリルとかウサギとかいっぱい飾ってある
『これは一体何事です…!?』