第5章 その女中、有能
『坊ちゃんお目覚めのお時間ですよー』
シ「…」
あれ…?
起きない…
『坊ちゃん?セバスチャンさんも紅茶を入れてくれてますよ?』
シ「…」
反応がない…
起きない…
『セバスチャンさんお願いします』
セ「しょうがないですねぇ。坊ちゃん。お目覚めのお時間ですよ」
どうかな…ドキドキ
シ「………う」
返信っ!
起きたぁ
セ「本日の朝食はポーチドサーモンとミントサラダをご用意いたしました」
おぉ
着替えさせながら淡々と説明してる
セ「(ボソッ)あなたも手伝って下さい」
『は、はい』
セ「付け合せはトースト、スコーンとカンパーニュが焼けておりますが、どれになさいますか?」