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カラフルⅤ【気象系BL小説】

第4章 バッカス


大野さんがちょっと身体を引いたら、翔ちゃんが慌てて起き上がった。

「ああっ…で、出ちゃうっ…」

でも、酔っ払ってるせいか、そのままバタンと戻ってきた。

「うわ、大野さん中で出しちゃったの…」
「ごめん…我慢できなかった…」

慌てて大野さんがティッシュでそこを押さえた。

「だって翔ちゃん気持ちいいんだもん…」
「うっさい…バカ…」

いいな…俺も…入れたいんだけど。

翔ちゃんは腕で目を覆って、されるがままになってる。

チャーンスっ!

さっそく翔ちゃんの足元に移動してマットレスに飛び乗った。

「おわっ…」
「ちょっとごめんね」

大野さんを退かして、翔ちゃんの足の間に入った。

「えっ…ちょっ…ニノっ…」

慌てて起き上がろうとする翔ちゃんの上に覆いかぶさった。

「嘘だろ…」
「んふふ…もうちょっと…我慢してね?」
「そんな可愛く言っても駄目だからなっ…」

ちらっと大野さんの顔を見たら、呆然とこっちを見てる。
顎をクイッと動かすと、やっと気づいてマットレスに乗っかってきた。

「智くんっ…ちょっと!」

翔ちゃんの腕を掴んで、押さえてくれた。

「もおっ…無理っ!無理だからっ…」

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