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カラフルⅤ【気象系BL小説】

第4章 バッカス


もしかして…気持ちいいのかな…?

がつんと大野さんが突き上げると、それに合わせて俺たちも揺れる。
でも翔ちゃんは俺を口から出すことなく、じゅるっと吸い上げた。

「ヤバイ…ヤバ…」

気持ちいい。

べろりと裏筋を舐められて。
そのまま先端を舌でぐりぐりされて。

「あ…ニノ…」
「え…?」

イキそうになってたら、大野さんが動きを止めた。

「なんか、乾いてきちゃった…滑るものある?」
「えっ…」

そっか…男って濡れないから…

「なんかあったかな…」

ローションなんて使ったことないし…

「あ。これどう…?」

ちょっとほっぺたが乾いたとき塗るように、ワセリン置いてたんだ。

「いいかも」

棚の上に置いてあるワセリンの小さなケースを大野さんに渡すと、ぱかっと開けて指で取った。

「ん…」
「翔ちゃん、もうちょっと我慢してね…?」

大野さんが優しく翔ちゃんに声をかけて、つながってる部分に塗りつけた。

ゆっくりとまた腰を動かすと、ぬるりと吸い込まれていったのが見えた。

「うわぁ…卑猥…」
「おっ…おまえだってっ…翔ちゃんに咥えさせてっ…ヒワイなんだよっ…!」

堪んないって顔をしながら、大野さんは腰を動かした。

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