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カラフルⅤ【気象系BL小説】

第2章 アボカド


「…わかってるっ…」

わかってる。
俺たちだって、今まで誰かのもので。
大野さんだって、今まで誰かのものだったんだ。

だけどこれからは違う…


俺たち、ここまできたんだ
もう離さない


身体を前に倒すと、大野さんの背中に覆いかぶさった。

「じゅ…ん…」

切なげに鳴く大野さんの頬にキスすると、耳元に囁いた。

「好きだよ…大野さん…」

もう絶対、他のやつになんか触らせないからな…
絶対だ。

「んっ…」

きゅっと中が狭まって、まじヤバかった。

「もっとっ…」
「大野さん…」
「もっと好きだって言ってっ…もっと俺を…」

ぎゅっと抱きしめて…
固く抱きしめて、ありったけを大野さんにぶつけた。

「ああっ…」

忘れんなよ。
俺を…
俺の形を。

「おーちゃん…好きだよ…」

相葉さんが大野さんにそっと、優しくキスしてる。

ああ、もっと…
もっともっと、俺たちひとつになろうよ。

「おーちゃんの気持ちが、俺たちに向くまで…ずーっと待ってるからね…傍にいるからね…」
「うんっ…相葉ちゃっ…」

相葉さんの手が優しく大野さんの髪を撫でた瞬間、唐突にものすごい締め付けが来た。

「あっ…ああっ…イクっ…」

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