第4章 4
「ふぐーっ!うむーっ!」
あまりにうるさいから、梅田多恵の口をガムテープで塞いだ。
すると、それを見ていた安東と松崎は途端に静かになった。
そして、怯えた目を向けてきた。
梅田だけは憎悪の目を向けてきている。
まあ、俺はヤれれば相手がどう思っていようが構わないがな。
「お前らのことは俺が助けてやるからな…。」
さあ、誰からヤろうかなあ?
三人をじっくりと品定めする。
「んー!んー!ふぐーっ!」
梅田多恵が、ガタガタと椅子を揺らしながら俺を睨んでくる。
うるせえなあ…。
仕方ねえ。先ずは、こいつを黙らせるか。
俺は梅田の顎を掴んで上を向かせた。
「おとなしくしてろ。そうしたら直ぐに終わらせてやる。」